家族が集まるこの時期だからこそ。~争族にならない相続をしよう~

今回は
2017年8月7日 日本経済新聞
大相続時代を考える
-大切な家族と財産を守るために-
より記事を抜粋・引用しお伝えしたいと思います。

遺産相続と聞くと『お金持ち・資産家が悩まされるもの。うちにはそんな財産はないから関係ない。』と思われてる方も多いと思いますが果たしてそうでしょうか・・・?

– 2013年度の税制改正により相続税の課税対象者が拡大した。
この事はみなさんご存知でしょうか?
2013年3月30日に所得税法の一部を改正する法律が公布され、2015年1月1日より相続税及び贈与税の税制が改正されました。
この改正により受け取った遺産に対する基礎控除が縮小するなど、相続税の課税対象者は増大しています。

-国税庁によれば、2015年中に亡くなった人は約129万人。
2011年からの統計で2015年までに亡くなられた年間ごとの人数はほぼ横ばいです。

-このうち相続税の課税対象者になった被相続人は約10万3,000人で、前年比83%の大幅増となった。
亡くなられた方の人数はあまり変わっていないのに、相続するものがあり、それに対しての相続税を支払わなければならなくなった方が83%も増えました。

-一般的な家庭でもまとまった現預金があったり、地価の高いエリアに土地・建物を所有している場合は、課税対象者になる可能性がある。
この他にも家財や自動車なども対象となります。

-遺産を巡り遺族が争う「争族」を避けるためには、日ごろから相続について家族で話し合っておくことが大切だ。
相続の話というのはなかなかしにくいものですが、なんとなくやり過ごし、対策が不十分なまま相続が発生してしまうと争族になってしまうのは致し方ないと思われます。
争族となってしまわぬ為にもどのような財産を所有していて、それに対する相続税がどのくらいかかるのか把握して準備をしておくことが大切です。

-被相続人の意思を遺言書で明確にしておくことも有効だ。
ただし、遺言書の存在を知らない家族がいたり、一部の遺族が疎外感や不公平感を覚えたりする内容では、かえって感情的にこじれる恐れがある。実家を残すのか、生前に売却して老後の生活資金に充て、残った現金を等分に相続するのかなど、財産を受け継ぐ子どもの意向も聞きながら、オープンに作成することが争族を防ぐことにつながる。
家族間で争いたい人はいないと思います。
争族とならないためにも雪がなく、遠方に住む家族が帰省しやすく集まりやすいお盆の時期に家族が相続に向き合ってみてはいかがですか?

 

後編~相続を知ろう~へつづく⇒

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