公的年金制度②

みなさま、こんにちは!

前回から引き続き、公的年金制度についてお話したいと思います。
前回は主に働く世代の方たち側の年金制度の入り口のお話をしました。
今回は年金をもらう側の方たちについてお話したいなと思います。

まずはもらえる年金の種類です。
○老齢基礎年金
○老齢厚生年金
○退職共済年金
とあります。
共済年金制度は厚生年金制度へ統一されましたが、統一される前まで共済年金を納めてきた方々はその分も受給できます。

まず老齢基礎年金とは国民年金や厚生年金などに加入し、保険料を納めてきた方全員が受け取ることができる年金です。加入していた期間によって受給できる金額が変わってきます。
そして老齢厚生年金は、厚生年金を納めてきた方が受給できる年金です。給与や賞与によって納付額に違いがあったように、給与や賞与の額、また加入していた期間によって受給できる金額が変わってきます。

 

では、受給できる年金の基礎の部分、老齢基礎年金についてお話します。
20歳から60歳までの40年間、厚生年金への加入はなく(ずっと国民年金)、免除や未納が一度もない方ですと、満額で780,100円/年となります。この金額は前年の物価や賃金の変動などで変わります。ちなみに平成30年度は779,300円/年で今年度は約0.1%アップし+800円/年となりました。
ただし、年金を納める期間中に免除を受けた分や納付していない分は差し引かれます。

老齢厚生年金ですが、前述のように給与や賞与、加入していた期間によって変わるので一概にいくらとは言えません。厚生労働省が平成31年1月18日に発表した年金額の改定に関する報告書の例で言いますと221,504円/月となっています。

 

が、
※ 厚生年金は、夫が平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)42.8 万円)で40 年間就業し、妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準です。
と注意書きがあり、あくまでも20歳から60歳までの40年間、ずっと5,136,000という年収があった方です。

実際どのくらいの給付があるのかは人それぞれになってしまうので、日本年金機構HPの「ねんきんネット」で是非試算してみてください。
ねんきんネットの登録に関してはコチラ。(リンク先 日本年金機構:ねんきんネットに登録するには?)

 

さて、おおまかに受給金額のイメージができたところで令和元年6月3日に金融庁から発表のあった「高齢化社会における資産形成・管理」報告書がなぜこんなにも議論されているのか?ということですが・・・

前回の記事の冒頭で「人生100年時代」へ。と記述しました。
発表のあった報告書によると1950年頃の男性の平均寿命は58歳、女性は61.5歳。これが2017年になると男性で81.1歳、女性で87.3歳まで伸びています。またその年の60歳の方が95歳まで生存する確率は1995年では14.1%だったのが2015年になると25.3%という試算もあり、今後も更なる長寿化、高齢者の割り合いの増加が見込まれているそうです。

更に報告書内では主に年金で生計を立てている夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯による収支のグラフがあるのですが、これによると収入は約21万円、支出は約26万円、よって毎月5万円の赤字となっています。
20年で約1,300万円、30年で約2,000万円不足する見込みとなり、ざっくり言うと不足分は自助努力(他を頼らず、自力を尽くして物事を成し遂げようとすること。出典:デジタル大辞泉(小学館))しましょう。といったニュアンスで書かれています。

ではこの2,000万円という不足分ですが、どう補っていきましょう?
報告書の締めくくりとして、自身のライフワークを把握し、NISAやiDeCoを上手に運用していきましょうといったことが言いたいのかな?という雰囲気で筆者は読み進めました。
どうりでここ数年こういった広告宣伝やチラシが多いのか・・・と妙に納得してしまいました。
(NISAやiDeCoに関しては後ほど)

今の年金制度では限界があるとかなり早い段階でわかっていたはず、国会議員の方でも早くからおっしゃっていた方もいました。
筆者の世代では『年金もらえるかわかんないからどうにかしなきゃね~』などといった話題になることも多々あります。しかも今のように大きく話題となる随分と前から・・・

老後の生活費の不足分を貯金していこう!と例えば40歳から60歳までの20年間2,000万円を目標とすると月々約83,000円。住宅ローンや家賃、修繕費などといった住居にかかる費用、教育費や自動車にかかる費用、食費やその他様々な支出、現状の生活の中でこの金額を老後の為にとどうにか捻出して貯蓄に回すのにはなかなか大変な金額ではないでしょうか。

 

決して他人事ではない年金不足問題。
老後の生活にかかる毎月のお金は26万円ではないかもしれませんが、自分に21万円の収入があるとも限りません。
国の制度が良いとか悪いとかの前に、足りるか足りないかなど、どうなるかわかりませんが、『どうなるのかわからない』のが現状です。
この現状に対してみなさんはご自身の老後をどうお考えになられますか?

 

 

この内容を記事にしたいと思ったのはとある芸人さんの投稿動画からでした。
国民の不安や疑問を独特な視点でかつ、わかりやすく訴えているのを観て今回記事にしてみましたが、ここまでメディアで大きく取り上げられるとは当初は思っておりませんでした。
とある大臣が報告書は受け取らないと、また目を通していないなど更なる物議をかもしましたね。
いつになるかはわかりませんが、今後何かしら制度が変わっていくんじゃないかなと個人的には思っています。

目を通していただいた方にとって何かしら少しでも考えるきっかけとなれたら嬉しいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました☆

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