異常な暑さ、まだまだ続く?

みなさまこんにちは!
「お盆を過ぎたら寒くなる」ことが多い十和田市ですが、今年は台風の影響もあり暑いです。
本日(執筆開始時8月23日)の13時に至っては気温34.3度となっておりました。
台風の発生数も異常な数となっており、今後も油断できない状況となってます。
気温の高さに加え、湿度も高くなっていますので熱中症が心配ですね。

■知らないうちに失われていく水分
昨年の熱中症の発生場所として一番多かったのは実は『住居』です。
座っているだけでも皮膚・呼吸から徐々に蒸発しています。このことを不感蒸泄といいます。健康な成人で1日に約900mlほどの不感蒸泄があるともいわれています。(目に見える汗などは有感蒸泄といいます)
暑い夏は体温を下げようと汗をかきやすくなり、他の時期に比べると体から失われる水分・塩分が増えているので、体内のバランスがとても崩れやすくなっています。
加齢によってのどの渇きに気付きにくかったり、作業に集中するあまり水分補給を忘れてしまっていたりなど、知らず知らずのうちに脱水が進んでしまっていることもあります。

■脱水で引き起こされる様々な体調不良
体から水分が失われても、すぐに補給をすれば何も問題はありませんが、脱水症状が続くと血液が濃縮されて血流が悪くなります。脳や消化器への血流が低下すると、めまいや立ちくらみ、吐き気や食欲低下が起こりやすくなります。
また、発汗により血液中の塩分も不足すると、筋肉が収縮したり硬直したりしてしびれや筋肉痛などの症状が現れることがあります。
この脱水の状態(脱水症)を放っておくと、熱中症、熱射病を誘発します。水を飲んでいるから大丈夫!ではありません。前述のとおり、汗には塩分が含まれています。ただ水を摂取しただけでは更に体内の塩分濃度を減らしてしまいます。そうすることで体は濃度のバランスを保つために水分を排出しようとしてしまうのです。これを自発的脱水といいますが、水を飲むだけでは自発的脱水が起こってしまい、排出を促されてしまうので悪循環となってしまいます。

○熱中症とは
熱中症とは気温の高い環境で生じる健康障害の総称です。体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、吐き気、倦怠感、けいれんや意識障害などの様々な症状が起こります。
めまいや立ちくらみ、体に力が入らない、倦怠感などを感じた場合は無理をせず涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給し安静にして過ごします。けいれんや意識障害、自力で水分などを摂取できないといった運動障害がある場合は熱射病の可能性もあるのでためらうことなく救急車を呼びましょう。
○熱射病とは
熱中症のひとつで脱水症状が進み、体温を調節する働きが追いつかなくなることで40℃を超える高体温になり、脳の体温調節中枢機能が麻痺して起こります。意識障害やショック状態になることも。熱射病がもっとも危険で、死亡することも稀ではありません。

■がぶ飲みはNG。
では脱水状態とならないために、どのように水分を摂取したら良いのでしょう。
食事で摂れる水分は約1,000ml、体内で生成される代謝水は約300mlで合わせて約1,300mlとなります。逆に呼吸や皮膚からの不感蒸泄で約900ml、汗や尿などの有感蒸泄で約1,600ml以上、合わせて約2,500ml以上の水分が排出されます。
1,200mlの量の水分が足りないことになりますが、一度にこの量を摂取すれば良いわけではありません。一度に必要以上の水分を摂取してしまうと不要とされる水分は体外へ排出されてしまいます。そのため、小分けに水分を摂取することが大切になってきます。
○朝起きたら
○朝食の時
○ひと息つく10時頃
○昼食の時
○15時のおやつの時間
○夕食の時
○入浴前後
○就寝前
といった間隔でコップ1杯程度の水を摂取すると効率が良いとされています。汗をかくことの多い方は量と頻度を高めて下さい。また、お茶やジュースといった味のあるものの方が飲みやすいですが、利尿作用を高め排出量の増加となってしまったり、糖分の摂り過ぎを招いてしまう原因となってしまうこともあるので、摂り過ぎには注意しましょう。
また、大人の嗜み『アルコール』ですが、非常に利尿作用が強く口にした水分以上を排出してしまう上、すぐに熱へと変化し体温を上昇させてしまうので水分の摂取とはなりません。お酒の席こそ別に水分補給が必要です。

 

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本日(8月27日)は大変涼しく過ごしやすい天気となっています。
このまま食欲の秋へと突入していくのか、はたまた残暑が待ち受けているのか・・・。
お酒を飲むのが好きなもので、たまーーーーに飲み過ぎてしまうこともあるのですが、異様に口の渇きを感じる時があり、それは水分不足だったんだなと反省しております。

暑い日、涼しい日と短い周期で切り替わり、なにかと体調を崩しがちです。筆者は早い時期に夏バテ?で食べ物がおいしくなくなり、食欲も大幅に減退してしまい、体力的にしんどい夏でした。知人も長期のお盆休みに突入した矢先に仕事からの解放で気持ちが緩んだのか数日間夏風邪でダウン。また別な知人はお腹の調子が良くなく、2日で2㎏体重が落ちたと報告いただきましたが相当な水分が抜けてしまっていると思われます。
体がつていかず夏バテなどの体調不良にもなりやすくもなっていますのでいつも以上に自分を労わってあげてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました☆

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